台湾卵子提供体験談(大新生殖中心)~台湾渡航まで~

こんにちは。うさぽてこです。

前回はクリニックを選ぶまでを書きましたが、今回は、台湾に渡航するまでの事前準備等の記録を書いていきたいと思います。

うさぽてこ
今回と重複している部分もありますが、”台湾の卵子提供で事前に日本で行うこと”は、こちらをご覧ください。
https://usapoteko.com/jizenniokonaukoto/

バックアップクリニックの確保

●2019年5月16日
バックアップクリニックが決まりました。

私は2013年に不妊治療を始めて2回転院しているのですが、その最初のクリニックです。勝手に転院してもう何年も経つので少しためらったのですが、思い切って電話してみることにしました。数時間後にまたかけ直すことになり電話してみると、「前に受診されてたかたですよね?できる限りのことはさせて頂きます。」とのお返事。

ネット上では、バックアップクリニックがなかなか見つからないという投稿を見かけていたので、断られたらどうしようと思っていたのですが、快く引き受けてくださり、安心しました。

血液検査と超音波検査

●2019年5月20日
大新生殖中心から指示書を添付していただけるので、それを持ってバックアップクリニックで事前検査を受けました。

・血液検査(夫婦とも)… HIV(エイズ)、VDRL(梅毒)、CBC(抹消血液一般検査)、ABO(RH)(血液型)
・経膣超音波検査
・精液検査

HIV検査は保健所で無料で行っているので、少しでも節約したいのでそこで受けました。ABO検査は以前受けた結果でOK。VDRLはTPHA法しかなかったのですが、それでOKでした。

超音波検査は排卵期にという指定だったのですが、前回の生理が4月20日で、内膜が薄く、排卵したかどうかも分からなかったので、E2(エストラジオール)も調べてもらいました。超音波の写真と検査結果で、お薬で厚くしていける可能性が十分にあるということで、超音波の再検査をすることもなくOKをいただきました。

卵管造影検査も必要なのですが、以前受けて異常なしだったので、今回は受けなくても大丈夫でした。

子宮鏡検査

●2019年6月6日
バックアップクリニックでは子宮鏡検査はやっていないので、別のクリニックで受けました。

大きな病院ではやっているようなのですが、地元では子宮鏡検査をやっているクリニックがあまりなく、やっと見つけて電話しても、卵子提供を受ける事前検査と言うと断られてしまい(病気の疑いがないとできないそうです)、3件目の産婦人科で受けることができました。

結果は、筋腫は1センチくらいのもので妊娠には関係ないそう。また、子宮はきれいだと言われました。…が、その医師は卵子提供にあまり理解がなく、なぜ卵巣も卵胞もあるのに自分の卵子で体外受精しないのかと長々とお話しされました。有名なところだと、50歳でも自分の卵子で妊娠できると。卵子提供だと旦那にしか似ていなくて後で後悔するかもしれませんよと。

「いや先生、卵子提供を受ける人は、もう何回も体外受精に挑戦してるんだよ。有名なところにも通いましたって。それでもうまくいかないから、これが最後の砦なんですよ。養子縁組も考えたくらいですから、似ていなくても可愛いわが子です!」と言いたいのを我慢して、愛想笑いして帰りました。

うさぽてこ
ちょっと興奮してしまいましたが(笑)、バックアップクリニックを探す際や検査を受ける際、または誰かに卵子提供を受けるという話をした際に、嫌な思いをすることがあるかもしれません。ですが、自分たちの決めた道、めげずに頑張りましょう。

婚姻認証の取得

●2019年7月2日
台北経済文化代表処で、婚姻認証を取得しました。婚姻証明書をもらうというよりは、戸籍謄本の認証を受けて、婚姻を証明してもらうという感じです。

都道府県によって管轄事務所が違い、当日発行・後日発行・郵送とあるのですが、私は当日発行できたので、申請代金1600円にプラス800円で、3時間後くらいにもらえました。

受け取りのときも、申請するときと同じように番号札を取って結構待っていたのですが、受け取りの時は番号札を取らなくても良かったらしく、「向こうの窓口です」みたいなことを言われてしまいました。当然窓口の方は台湾の方なので、私が理解できていなかったのかもしれませんが。

うさぽてこ
婚姻認証の取得については、大新生殖中心のブログに書いてありますので、そちらをご覧ください。 https://dashin-japan.com/?p=297

説明会に参加

●2019年7月13日
大新生殖中心の説明会に夫婦で参加しました。13時から14時までが説明会で、14時10分から個別相談会(私たちは14時30分から)でした。

説明会では、まず陳院長先生からのお話がありました。クリニックの紹介、不妊の現状、卵子提供の流れ、費用、成功例など。生殖センター長の方も来ていらして、PGS(着床前スクリーニング)・PGD(着床前診断)の説明もありました。

個別相談では、院長先生に自分たちの聞きたいことを質問しました。
・卵子ドナーさんが30歳以下ということなので、PGSはしなくてもいいか → しなくてもいいでしょう
・卵子ドナーさんがキャンセルになるのはどういう場合か → ドナーさん自身が妊娠したりした場合
・生理が茶色いおりもののようなときがあって、それでも大丈夫か → 大丈夫です

あとは、事前に記入していたチェックシート等の確認などをしました。
院長先生は終始にこやかで、とても感じのいい方でした。

うさぽてこ
以上、渡航するまでの簡単な記録です。次回は、台湾渡航1回目の記録を書きたいと思います。