卵子提供ってどうなの?

こんにちは。うさぽてこです。

不妊治療をしてきた方は、最終的には卵子提供という手段を視野に入れている方も多いと思います。では、卵子提供ってどうなの?という方のために、簡単に説明したいと思います。

卵子提供とは

卵子提供とは、第三者(ドナーさん)の卵子と夫の精子を体外受精して、妻の子宮に受精卵(胚)を移植し、妊娠・出産を目指すプログラムです。代理母とは違って妻本人が出産するので、戸籍には実子として登録されます。

うさぽてこ
うさぽてこ
夫婦の実子になりますが、第三者の卵子と受精させるので、妻の遺伝子は受け継がれないんですね。

日本での卵子提供

日本でも卵子提供実施施設で卵子提供がおこなわれているみたいですが、病気が原因の早期閉経や、遺伝的に妊娠が不可能な方に限定されているようで、私たちのような高齢(卵子の老化)による不妊カップルには、国内で卵子提供を受けることは不可能のようです。

海外での卵子提供

海外では卵子提供が認められている国も多く、アメリカ、ハワイ、タイ、マレーシア、台湾などで実施されています。台湾以外は卵子提供エージェント(仲介人)を通して卵子提供を受けるのがほとんどなので、費用も高めになります。(英語が堪能であれば、ご自身で連絡を取ることも可能かと思いますが…)

台湾以外の卵子提供

費用は国やエージェントによって違いますが、350万~700万円くらいでしょうか。特にアメリカは高額のようです。渡航費や宿泊費は別でかかるのがほとんどなので、調べておく必要がありますね。

日本人のドナーさんが絶対いい!という方は、日本人ドナーの登録のあるエージェンシーを選んでください。ドナーさんの顔写真を見せてくれるところもあるそうなので、事前に問い合わせるといいですね。

台湾での卵子提供

台湾では法が整備されていて国が運営しています。病院に通訳の方がいて直接メールなどで連絡が取れるので、エージェントを介することなく、費用は150万~200万円前後。渡航費も日本から近いのでそれほどかかりませんね。

ただし、ドナーさんは国が認めた台湾の方なので、日本人ドナーはいません。匿名で病院側が選択するので、顔写真を見て選ぶこともできません。でも事前に希望は聞いてもらえます。(どこまで希望に添えるかはわかりませんが)

うさぽてこ
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ということで簡単に説明しましたが、どこがいいのか迷いますよね。私が台湾に決めた理由を以下にまとめました。

卵子提供を台湾に決めた理由

まず1つ目は費用面。他の国に比べて手の届く範囲の金額だったこと。不妊治療を長く続けてきたし、もちろん簡単に出せる金額ではありませんが、頑張ればどうにかできる額だったこと。

2つ目は日程面。旦那さんが簡単に休みを取れる会社ではないので、日本から3~4時間程で行ける距離なら長い休みを取らなくてもいいということ。

3つ目は安心感。国営だということ。台湾のドナーさんは、何度か検査をし政府機関に認められた方だけが、一生に一度しか卵子を提供できないということ。

台湾の病院はいくつかありますが、定期的に日本で説明会を開いています。私たち夫婦も説明会に参加し、実際に院長先生にお会いしてお話しました。何より旦那さんが安心してくれたのが大きかったです。

うさぽてこ
うさぽてこ
これを読んで、やっぱり卵子提供には抵抗があるという方がいるかもしれません。でも私は、卵子提供を受けて1回で妊娠することができ、決心して本当に良かったと思っています。人生は一度きり。子どもを望むすべての方のもとに、幸せが訪れますように。