台湾の卵子提供で事前に日本で行うこと
こんにちは。うさぽてこです。
台湾の卵子提供では、大抵の場合2回来院することになりますが(夫は1回でも良い)、事前に日本で行わないといけないことがあります。
バックアップクリニックの確保
1回目の来院までの事前検査や、2回目の来院までの子宮内膜のチェック、移植後の妊娠判定などをしてもらうクリニックを確保することが必要です。なかなかバックアップクリニックが見つからないという書き込みを見たことがあって不安でしたが、私の場合は、以前地元で不妊治療をしていたクリニックが、快く引き受けてくださいました。
事前検査
それぞれの体の状況によって違いますが、一般的な検査項目を下記に記しました。(直近3か月以内の検査結果があれば、必要ない場合もあります)
夫婦両方の血液検査
HIV(エイズ検査)、VDRL(梅毒)、CBC(末梢血液一般検査)、ABO(血液型)。
※バックアップクリニックでは、梅毒の検査はVDRLではなくTPHA法しかなかったのですが、TPHA法でも可でした。
※HIV検査は保健所等で無料で実施されているので、私たちはそこで受けました。
精液検査
私たちは3年近く不妊治療をしていなかったので、今回精液検査をしました。
超音波検査
排卵時の子宮内膜の確認。(現在の閉経有無で変わります)
※私の場合、排卵がいつかはっきりしないときに検査したのですが(E2の検査もしました)、以前体外受精で移植した時の内膜の記録を送り、お薬で厚くしていける可能性があるということで、大丈夫でした。
子宮鏡検査
子宮内の状態を確認します。
もし日本で受けられなかった場合、来院時に行うことも可能です。その場合、別途費用がかかります。
※バックアップクリニックでは子宮鏡検査をしていなかったので、別のクリニックを探しました。卵子提供のためにというのはできないと言われ、3件目の産婦人科でやっと検査をしてもらいましたが、卵子提供に理解のある医師ではなく、止めたほうがいいと言われてしまいました。
卵管造影検査
卵管水腫があるかどうか確認します。(過去の治療歴、妊娠歴等で変わります)
※私は6年程前に検査していたのと、妊娠経験があったので、検査不要でした。
戸籍謄本と婚姻認証の取得
台湾で体外受精を行う際には、婚姻関係にあることを証明する書類が必要になります。戸籍謄本を取得し、日本にある台北経済文化代表処で、婚姻関係にあることを証明してもらいます。婚姻証明書を発行してもらうというより、戸籍謄本で婚姻関係を証明してもらうという感じです。
詳しくは、大新生殖中心のブログに書いてありますので、ご覧ください。
大新生殖中心のブログ https://dashin-japan.com/?p=297
4親等表は不要
よくネットでは、4親等表作成が大変だったと書いてあり、そんなに大変なのだったら、台湾での卵子提供を諦めようかなと思ったくらいですが、日本国籍の人は、それぞれ両親の名前を漢字で記入するだけで大丈夫だそうです。政府関連機関とも確認済みだそうで、実際私たちは両親の名前しか記入していませんが、卵子提供を受けることができました。